今日はグレーチング工事です。
使用するのはFRP(強化プラスチック)製のグレーチングです。
FRP製グレーチングの特徴は
(1)軽量だから、設置工事が容易に行えます。
(2)強度が高く、充分な安全性が保てます。
(3)耐薬品性に優れ、設置場所を選びません。
(4)長期間の屋外暴露もOK!FRPならではの優れた耐候性です。
(5)電気絶縁性が強く、非磁性。電気分野への用途が広がります。
(※メーカーカタログより引用)
なるほど。素晴らしいですね、FRP(*^^)v
それでは早速作業開始!!
写真は既存の鋼製ふたです。
今回の現場は、酒屋さんのお酒倉庫の中です。
倉庫の中は、所狭しとワインを中心としたお酒が貯蔵されておりまして、
お酒に最適な温度を一定に保つために空調管理がバッチリなされているのです。
そしてこの鋼製ふたを開けますと、地下もまた貯蔵庫となっております。
しかしながら既存の鋼製ふたですと気密性が高く、
せっかく管理された空気が地下空間まで伝わりません。
そこでふたをグレーチングに交換しよう!というのが今回の趣旨です。
交換すると言っても置き換えるだけなので
15~20分くらいで終わるだろうと思っていました。
のちに悲劇が待ち構えているとも知らずに・・・
上の写真は、床の高さとFRPグレーチングを設置した時の高さを揃えるために
アングル枠に6mmのアルミフラットバーを取り付けたところです。
ようするにアンコ材です。
アングル枠(鋼製)に下穴をあけて鉄板ビスでアンコ材を固定するのですが
なんでか?どういうワケか?まったく穴があきません!
使い慣れているいドリルと研いばっかりの鉄鋼キリを使っているのに・・・
多少アングル枠が錆びてはいましたが、
この程度ならわけなく穴あくはずなのに・・・
キリは折れるはドリルが煙吹くはで、
とにかくもう四苦八苦しました・・・
何本キリをダメにしたこととでしょうか。
ようやく下穴をあけ終えたころ、
作業開始からすでに1時間以上が経過していました・・・
そんなこんなで、
なんとかアンコ材取付け完了。
FRPグレーチング、パイルダーオン!
よ、よかった・・・ぴったりです。
苦労の甲斐あって天端もゾロです。
鉄骨屋が鉄に穴をあけられなくて泣くお話、完。
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